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スマホを見過ぎて頭が痛い(スマホ頭痛)

「スマホ頭痛」の原因

「スマホ頭痛」の原因近年、スマホやパソコンを使用する方は増加傾向にあり、情報検索やネットショッピングが日常的になりました。実際に「スマホなしでは生活できない」と感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、スマホの長時間使用による「スマホ頭痛」に悩まされるケースも増えています。
実際に「数分だけ」と思ってスマホを使った結果、SNSやゲームなどに夢中になり、「気付いたらかなりの時間が経っていた」という経験をしたことがある方も多いかと思います。
「目の疲れや頭痛を感じてからスマホを使うのをやめた」という方はスマホ頭痛に注意しましょう。スマホ頭痛は、自律神経失調やうつ症状を引き起こすこともあり、軽視できない問題です。

緊張型頭痛

緊張型頭痛は、長時間同じ姿勢でパソコンなどを操作することで、肩や首の筋肉の血流が悪くなった結果、発生する頭痛です。ストレスや不眠があると悪化しやすく、スマホの使い過ぎによって起こることもあります。この場合、「スマホ頭痛」とも呼ばれます。筋肉をリラックスさせるストレッチや運動、マッサージ、入浴などを行うと改善に期待できます。また、痛み止めの服用で症状が落ち着くこともあります。

スマホ頭痛について

頭痛の頻度や重症度を悪化させる要因として、スマホが挙げられています。スマホの普及に伴い、抑うつや自律神経失調などの不定愁訴が増加していると指摘されており、特に頭痛が起こりやすい子供や若い女性は注意が必要です。スマホが引き起こす悪影響は以下の通りです。

ブルーライト

ブルーライトスマホやパソコンのモニターからはブルーライトが発されています。ブルーライトは眼球内の硝子体を通ってから網膜に到達するため、神経系に負担をかけるとも指摘されている光です。ブルーライトカットのフィルムやメガネなどを活用することで対策できるため、特に仕事で頻繁にモニターを見る方はぜひ取り入れてみましょう。
片頭痛で悩む患者様の中には、画面の照度を下げる方もいますが、それも1つの方法です。また、22時以降など副交感神経が優位になる時間帯は、モニターの使用を避けることが望ましいです。

姿勢の悪さ

姿勢の悪さ常に前屈姿勢や猫背の状態で作業し続けると、僧帽筋などの首や上背部の筋肉が緊張し、慢性的な首こり・肩こりを招きやすくなります。この筋肉群は自律神経に強く影響し、硬くなると副交感神経が弱まり、集中力や作業効率が低下したり、気分障害を引き起こしやすくなったりします。長い目で見ても、頚椎が真っ直ぐになるストレートネックのリスクも高まり、さらに首こり・肩こりが悪化する負のスパイラルに陥りやすくなります。
猫背にならないよう普段から姿勢を正し、こまめに休憩時間を作りながら作業するのが望ましいです。

インターネットでの交流

多くの方は日中、学校や会社で多くの方と関わり、所属するコミュニティ内で様々な人間関係のストレスにさらされています。帰宅した後は他の方との関わりから離れてリラックスさせる時間が作れるのですが、近年ではSNSの普及により、夜遅くまで他者とコミュニケーションを取り続ける機会が増えてきました。良い影響を受けている場合は問題ありませんが、日常生活に悪影響を及ぼしている場合は、夜にSNSなどを見ないで過ごすことをお勧めします。
特に子供の頭痛は、スマホ依存が原因になっているケースも少なくありません。深夜までのスマホの長時間使用は、不眠、イライラしやすい、早起きできない、めまいや立ちくらみを伴う自律神経失調症の原因となることがあるため、注意が必要です。